『運動+睡眠=メンタルアップ』

コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止になり、多くの学校も休校に、そして最近ではより多くの事業者が営業自粛に追い込まれています。
そのような中、息子の学校では、この緊急事態下における学校運営についての説明会がありました。大方予想通りでしたが、授業は暫定的に5月7日までオンラインで行うとのことでした。

その説明会である先生は「私たち教員はあなた方一人一人を真に心配しています。
次回お目にかかる日までお元気で!元気に再会しましょう!」などと、なんだかまるで戦争が始まり、集団疎開にでも送り出しているかのような雰囲気で激励するものですから、私はまたいつもの妄想が広がり、なぜだか涙が溢れてきてしまいました。

3月の上旬から学校は通学停止となり、すでに1ヶ月以上が経過しています。
そんな自宅生活の中で、先日一歩も外出しなかった息子はついに、夜、スッと寝付けなくなってしまいました。最近の不規則になりがちな生活が原因なのでしょうが、そもそも子供が1日中外気に触れないなんことは本当におかしなことです。大人でさえ屋外の「氣」に触れなければ、良い意味での疲れは蓄積されません。人間は多少の疲れがないと、健康的な眠気はやってこないものなのです。

そんな息子を不憫に思い、私は夜中に2人で散歩に出かけてみました。
近所の石神井川沿いの道は桜が満開で、夜桜を眺めながら月あかりを頼りに2キロ程歩いたのですが、すると案の定、帰宅後の息子は驚くほど早くスヤスヤと寝入ってしまいました。子供の肉体的な反応は本当に素直で可愛いものです。

私自身はといえば、現役時代とは全く違い、今は殆ど体も動かしていません。
毎日仕事ばかりなのでダンスはだいぶご無沙汰ですし、ストレッチさえも殆どすることが無くなってしまいました。

そんなある日、私も流石に気が滅入ってきたので、ダンサーのIG君にプライベートレッスンをお願いしました。お気に入りの曲で振り付けをして貰って一緒に踊ったのですが、久しぶりのダンスはとてもハードでついていくのが精一杯でした。その様子は機会があれば公開するかも…ですが、それはさておきとても楽しい時間でした。

久しぶりに心地よい疲労感を味わうことができた私は、精神的な充足感と興奮、それから微熱のせいかポカポカとフワフワも相まって、夜は久しぶりにぐっすりと眠ることが出来たのです。翌日の筋肉痛がすこし心配でしたがそれも無く、それどころかなんともいえない心の安定感、平常心を得られたような気がしました。

その日以来、いつもより少し頭が冴えてきたように感じています。
なんて言うと大袈裟ですが、それまで身近にあった問題に対する解決策が見えてきたり、昨今の状況への不安や恐怖をうまく受け流すことができたりして、大分心がスッキリしています。もともと感の鋭い私ですが、心と身体のバランスを欠くことで、本来の感覚が異様なヴェールに遮られていたような気がしていました。それが久しぶりのダンスで、体を楽しく動かしただけでそのヴェールがどこかに飛んでいったようです。

結局やはり人間の心と身体は表裏一体なのだなと再確認。
・運動、外気に触れる
・適度な負荷、ストレス
・体がバランスを取ろうとする
・良い睡眠
・精神の安定
この良いループを維持しないといけないですね。
眠れないから睡眠薬という選択肢も勿論ありますが、できるだけケミカルは避けたいものです。私たち人間は自然の摂理の中の一部であることを自覚して、人体に本来備わっている能力や機能を上手に活かすことが出来れば、より健康的な生活を送ることができると思います。私の鍼灸師としての原点も実はそこにあります。

このコロナショックでどうしたらいいのか分からなくなっている方も多いと思いますが、悪戯に不安やストレスをため込んでも悪循環なだけです。活動の自粛といっても身体を動かすことくらいは出来るはずです。気が滅入った時は運動をしてメンタルを正し、目の前にあるやるべきことを粛々とこなす。そうしていずれ来る次の飛躍の時に備えましょう。

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